「アッシュランダーの賢女」

アッシュランダーの賢女

ジウバ・ロサレン著

よそ者がアッシュランダーのキャンプの周りをうろうろしており、交流を図り、クランのメンバーの一部と話をしている。このよそ者はアシュカーンが部族を率いていると思い込んでいるようだ。通常はアシュカーンが最も強い戦士だからだ。よそ者が交渉時や援助要請時に部族内の微妙な力関係を無視すれば、この思い込みは彼らを苦悩へと導くだろう。部族の精神的指導者は賢女で、アシュカーンでさえ賢女に助言を求めその予言に従う。

賢女へ、一般的な流派のマジカの使用法の訓練を積んだ者達とは全く違った種類の魔法を使う。彼女の魔法は自然界に根差したもののようだ。予言的な幻視を受けられる賢女がいるという証拠も存在する。アッシュランダーのクランを研究している学者は、この夢分析は単に直感とクラン内の人間関係や支配関係の徹底的な理解を用いたもので、それによって予言的な幻視を得られると考えている。賢女は、真偽は疑わしいが、便利な薬草の錬金術を使うことができる伝承の継承者だとみなされている。この考え方は傲慢なもので、観察者側の学術的研究不足の証拠である。

私はアッシュランダーのクランと共に時間を過ごし、賢女が重傷を負った狩人を治癒するのを個人的に目撃した。重傷から1日足らずで回復した様は奇跡としか言いようがなかった。何らかの生物によって重傷を負わされたこと狩人は、賢女の元に連れて来られたときは死の淵をさまよっていた。出血量だけを見ても生存は絶望的だった。この治癒過程で賢女が行った儀式がどのようなものかは見ることができなかった。しかし、私は狩人と話すことができた。彼女は1日足らずで、起き上がって歩くことができるようにまでなっていた。

アッシュランダーのクランとうまく付き合いたいと望むならば、クランの賢女は決して無視するべきではない。その助言は絶対に聞き入れるべきだ。


アッシュランダーの賢女

アッシュランダーの賢女


「フィルインの日記」

フィルインの日記

もうガリトールには期待しない。この僻地から出て新しい人生を築くために、ボールディング・ヒルで会おうと言ったのに。彼は現れなかった。

私は説明しようとした。でも彼は、外の世界に学べることがたくさんあると言っても理解してくれない!先達達の人生に勝るものがそこにはあるのに!新しい方法が見つかるはずよ!秘密も!

彼はその代わり、過去に固執している。彼は母親と同じ方法で酒を造っている。そして彼女は父親からそのやり方を受け継いだ。決して変わらない、新たな試みをしようとしもない。うんざりよ!

どんなことができるか実演するために、精霊も召喚してみせた、だが彼はそれを、マンモスの干し肉と一緒にカビ臭い穴蔵に置き去りにした。彼が他にどんな言い訳をかき集めるか、イフレだけがご存知よ。

でも、近いうちに痛い目を見るでしょう。しっかりと縛り付けておかなければ、最下級の精霊でもそのうち手に負えなくなるから。


///メモ///
バルクワステンの醸造所から酒を盗んで逃げたフィルインを追っている時に見つけた日記

フィルインの日記

「フィルインからのメモ」

あなたの元を離れるわ、ガリトール。私の才能と、能力を認めてくれる人のために!

あなたはあんなくだらないことに、非凡な私の才能を無駄に使った。冷たい飲み物なんかに。虫をだまして喜ばせて、イコルが大事な醸造酒を固まらせないようにした!

あなたのために巨像まで作ったのに!マンモスくらい高く、2倍強く。オブリビオンの空っぽの穴ほど冷たく!一体それを、何に活用したの?肉の保存ですって!
在庫は貰ったわ。かき混ぜれば、炎は明るく星のような影を落とすでしょう。その暗闇から、私は太陽のように登るわ!

私のたった一つの後悔は、私があなたから抜け出して、あなたの世界が崩壊した時のあなたの顔が見られないことよ。
ボールディング・ヒルであの夜、私の世界が崩壊したようにね!

—フィルイン


///メモ///
バルクワステンの醸造所に侵入した何者かに対処するクエストで、醸造所で見つけたメモ

フィルインからのメモ

フィルインからのメモ